DIY塗装の楽しみは、自分の好きな色に自由に塗り替えられることです。しかし、いざ色を決めようとすると「何色にすればいいかわからない」「イメージと違う仕上がりになりそうで怖い」と迷う方が多いのも事実です。
この記事では、バイクの塗装で失敗しない色選びの考え方と、人気カラーの特徴を解説します。
色選びの3つの基本ルール
ルール1:バイクの車格に合った色を選ぶ
ネイキッドバイクにはソリッドカラーやメタリックが映えます。クルーザーにはマットカラーやダーク系。スポーツバイクにはビビッドカラーやグラフィック入り。クラシックバイクにはレトロカラー(クリーム、モスグリーン、マルーン等)。
車格とカラーの組み合わせに正解はありませんが、バイクのデザインコンセプトに沿った色を選ぶと全体の統一感が出ます。
ルール2:フレームやホイールの色との相性を考える
タンクだけの色を考えるのではなく、フレーム、ホイール、シート、マフラーとの組み合わせで全体のバランスを見てください。
黒フレーム+黒ホイールのバイクは、タンクにどんな色を持ってきても比較的まとまります。シルバーフレームの場合は、寒色系(ブルー、グリーン)との相性が良い傾向があります。
ルール3:最初はソリッドカラーから始める
DIY塗装の経験が浅いうちは、ソリッドカラー(単色の不透明色)を選んでください。メタリック、パール、キャンディカラーはフレークや透明層の制御が必要で、ソリッドよりも難易度が高くなります。
ソリッドブラック、ソリッドホワイト、ソリッドレッドなどの定番色は塗料の入手も容易です。
人気カラーの特徴と塗装難易度
ソリッドブラックは最も失敗しにくい色です。隠蔽力が高く、少ない回数の重ね塗りで色が乗ります。ただし、仕上がりの粗(ゴミやオレンジピール)が目立ちやすい色でもあります。
ソリッドホワイトは隠蔽力が低く、下地の色が透けやすいです。5~6回の重ね塗りが必要になることがあり、コンプレッサーの安定した圧力供給がより重要になります。

メタリック系は金属粒子の並びが均一でないとムラが目立ちます。圧力の安定と一定速度での吹き付けが求められる中級者向けのカラーです。
マットカラーはクリアコートにマットクリア(ツヤ消し)を使用します。仕上げのコンパウンド磨きが不要なぶん工程は少ないですが、塗装中のゴミ付着が取り返しがつきにくい(磨きで除去できない)ため、作業環境の清潔さが重要です。
キャンディカラーは最も難易度が高く、上級者向けです。透明な着色層を均一に重ねる技術と、安定した圧力を長時間維持するコンプレッサーが不可欠です。

まとめ
色選びに迷ったら、まずソリッドブラックかソリッドの暗色から始めてください。経験を積んでからメタリックやキャンディに挑戦するのが、失敗のない順序です。
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