バイク用品店に並ぶヘルメットのカラーバリエーションに満足できない。自分のバイクのカラーに合わせたヘルメットがほしい。
ヘルメットのDIY塗装は、タンクやカウルの塗装経験がある方であれば十分に挑戦できるカスタムです。ただし、ヘルメットならではの注意点がいくつかあります。
この記事では、ヘルメットをDIYで塗装する手順と、安全性を損なわないための重要な注意点を解説します。
ヘルメット塗装で絶対に守るべきルール
ヘルメットは安全装備です。塗装によって安全性が低下することがあってはなりません。
剥離剤は絶対に使わないでください。ヘルメットのシェル素材(FRP、ABS、ポリカーボネート等)が剥離剤の化学成分で侵されると、衝撃吸収性能が低下する恐れがあります。旧塗装の除去はサンディング(研磨)のみで行ってください。
シェルの内側には塗料を付着させないでください。EPSライナー(衝撃吸収材)に溶剤が染み込むと、発泡体が溶けて衝撃吸収性能が失われます。内装は必ず取り外してから塗装してください。
塗装後の重量変化にも注意が必要です。厚塗りしすぎると重量が増加し、首への負担が大きくなります。塗膜は必要最小限の厚さに抑えてください。
塗装手順
ステップ1:内装を取り外す
ヘルメットの内装(チークパッド、頭頂部のパッド、あご紐のカバー等)をすべて取り外します。バイザーやシールドも外してください。
ステップ2:足付け
800番→1000番の耐水ペーパーで、シェル表面全体を軽くサンディングします。旧塗装を完全に剥がす必要はなく、表面に足付けの傷をつけて新しい塗料の密着性を高めるのが目的です。
ステップ3:マスキング
バイザーの取り付け穴、通気口、内側の縁をマスキングテープで保護します。
ステップ4:脱脂→プラサフ→本塗り→クリア
基本的な手順はバイクパーツの塗装と同じです。ヘルメットは曲面が強いため、コンプレッサーの安定した圧力でスプレーガンを一定距離で動かすことが均一な塗膜の鍵になります。

ヘルメットは小型のパーツですが、全面を一度に塗る必要があるため、30Lクラスのコンプレッサーで十分に対応できます。
ステップ5:内装を戻す
クリアコートが完全に硬化した後(48時間以上)、取り外した内装を元に戻します。

まとめ
ヘルメットのDIY塗装は、安全性への配慮を最優先に、剥離剤不使用・内装保護・薄塗りの3原則を守って行ってください。自分だけのオリジナルヘルメットは、バイクライフをさらに楽しくしてくれます。
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