バイクの印象を大きく変えるカスタムとして、意外と見落とされがちなのがホイールの塗装です。
タンクやカウルの色を変えなくても、ホイールの色を変えるだけでバイク全体の印象がガラリと変わります。黒いホイールをゴールドに、シルバーをマットブラックに。足元のカラーチェンジは費用対効果の高いカスタムです。
この記事では、バイクのホイールをDIYで塗装する具体的な手順と、ホイール塗装ならではの注意点を解説します。
ホイール塗装の準備
タイヤを外す必要はあるか
結論から言えば、タイヤを外して塗装するのが理想です。タイヤを付けたままマスキングで対応する方法もありますが、リム周辺の塗り残しが発生しやすく、仕上がりの品質が大きく落ちます。
タイヤの脱着にはコンプレッサーが必要です。取り外し時にビードを落とし、装着後にビードを上げるための空気供給が不可欠だからです。50Lクラスのコンプレッサーがあれば、ビード上げに十分な空気量を確保できます。

ホイールの素材を確認する
バイクのホイールはアルミ合金製がほとんどですが、一部の車種ではスチール製スポークホイールもあります。素材によって下地処理の方法が異なるため、事前に確認してください。
塗装手順
ステップ1:洗浄と脱脂
ホイールにはブレーキダストや油汚れが大量に付着しています。中性洗剤で徹底的に洗浄した後、シリコンオフで脱脂します。ブレーキダストはアルカリ系のホイールクリーナーで除去すると効率的です。
ステップ2:足付け
800番の耐水ペーパーでホイール全面をサンディングします。スポークやリムの裏側など、手が届きにくい箇所も忘れずに研磨してください。
ステップ3:プラサフ塗布
ホイール用のプライマー(密着剤)を塗布した後、プラサフを3回重ね塗りします。アルミホイールには密着性を高めるミッチャクロン等のプライマーを先に塗布しておくと安心です。
ステップ4:本塗り
希望のカラーを3~4回重ね塗りします。ホイールのスポーク部分は形状が複雑なため、スプレーガンの角度を変えながら裏側まで丁寧に吹き付けてください。
コンプレッサーの安定した圧力供給が、スポークの隅々まで均一に塗料を届けるために重要です。圧力が変動すると、スポークの付け根や裏側に塗りムラが生じます。
ステップ5:クリアコート
ウレタンクリアを3回重ね塗りします。ホイールはブレーキダストや飛び石にさらされるため、クリアの厚みを十分に確保して塗膜の耐久性を高めてください。
ステップ6:タイヤの再装着
クリアコートが完全硬化した後(48時間以上)、タイヤをホイールに組み付けてビードを上げます。

ホイール塗装の注意点
ブレーキディスクの取り付け面やアクスルシャフトの嵌合部は、塗装が付着すると取り付け精度に影響します。これらの部分はマスキングで確実に保護してください。
バルブの穴も塗料で塞がないよう注意が必要です。
まとめ
ホイール塗装は、バイクの印象を効果的に変えるカスタムです。タイヤの脱着を含めた全工程にコンプレッサーが活躍するため、ガレージに1台あると作業がスムーズに進みます。
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