コンプレッサーのスイッチを入れたのにモーターが回らない。昨日まで普通に使えていたのに、今日は全く反応しない。
こうした突然のトラブルは焦りますが、原因は意外とシンプルなことが多いです。故障ではなく、使用環境や接続の問題であるケースがほとんどです。
この記事では、コンプレッサーが起動しない時にまず確認すべき5つのチェックポイントを解説します。
チェック1:電源コンセントに問題はないか
最も多い原因は電源の問題です。
コンセントに別の機器(スマホの充電器など)を差して通電しているか確認してください。コンセント自体が通電していない場合、分電盤のブレーカーが落ちている可能性があります。
延長コードを使用している場合は、延長コード自体の通電も確認してください。コードの断線や接触不良が原因の場合があります。
チェック2:ブレーカーが落ちていないか
コンプレッサーは起動時に大きな突入電流が流れます。同じ回路に他の電力消費の大きい機器(電動工具、ヒーター等)が接続されていると、起動時にブレーカーが落ちることがあります。
対処法は、他の機器の電源を切った状態でコンプレッサーだけを起動してみることです。それでもブレーカーが落ちる場合は、コンプレッサー専用の回路を確保する必要があるかもしれません。
チェック3:タンク内に圧力が残っていないか
多くのコンプレッサーには、タンク内の圧力が設定値に達するとモーターを停止し、圧力が低下すると再起動する自動圧力スイッチが搭載されています。
前回の使用後にタンクの空気を抜かずにスイッチを切った場合、タンク内に圧力が残っており、圧力スイッチがモーターの起動を抑制しているケースがあります。
対処法は、ドレンバルブを開いてタンク内の空気を完全に抜いてから、改めてスイッチを入れることです。

チェック4:温度保護(サーマルプロテクター)が作動していないか
コンプレッサーには、モーターの過熱を防ぐためのサーマルプロテクター(温度保護装置)が内蔵されています。長時間の連続運転やモーターの冷却不足によりモーターが高温になると、サーマルプロテクターが作動してモーターを強制停止します。
対処法は、電源を切って30分~1時間程度冷却を待つことです。モーターの温度が下がればサーマルプロテクターがリセットされ、再起動できるようになります。
頻繁にサーマルプロテクターが作動する場合は、コンプレッサーの設置場所の換気を改善するか、連続運転時間を短くしてください。
チェック5:電源コードの損傷
電源コードが破損していると通電しません。コードにねじれ、つぶれ、切り傷がないか目視で確認してください。
コードの損傷が確認された場合は、そのまま使用せず、修理または交換してください。損傷したコードの使用は感電や火災のリスクがあります。
上記5つで解決しない場合
5つのチェックをすべて行っても起動しない場合は、モーターや圧力スイッチ自体の故障が考えられます。この場合は自分で修理しようとせず、メーカーのサポートに連絡してください。
エアーコンプレッサー専門店エアセルフでは、購入後のトラブル相談にもカスタマーサポートが対応しています。「起動しない」「動作がおかしい」といった症状を伝えれば、原因の切り分けと対処法を案内してもらえます。

まとめ
コンプレッサーが動かない時の原因は、電源の問題、ブレーカー、タンク残圧、温度保護、コード損傷の5つに集約されます。慌てずに順番にチェックすれば、多くの場合は自分で解決できます。
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