フレーク塗装は、大粒の金属フレーク(ラメ)を塗膜の中に散りばめることで、光を受けてギラギラと輝く独特の仕上がりを作る塗装方式です。
アメリカンカスタムやローライダーの世界で定番のペイント技法であり、バイクのタンクに施せば圧倒的な存在感を放ちます。
難易度は高いですが、コツを押さえればDIYでも挑戦可能です。
フレーク塗装の仕組み
フレーク塗装は4層構造です。下地(プラサフ)→ベースカラー→フレーク層→クリアコート。
ベースカラーの上にフレーク(金属片やホログラムフィルムの細片)を塗料に混ぜて吹き付けるか、接着用のクリアを吹いた上からフレークを振りかけて付着させます。その上から厚めのクリアコートでフレークを封じ込めます。
必要な材料
フレーク粒子はカー用品店やオンラインショップで購入できます。サイズは0.1mm(微粒子)から2mm以上(大粒)まで様々です。初心者にはの0.3mm~0.5mm程度の中粒がコントロールしやすくおすすめです。
ゴールド、シルバー、レインボー(ホログラム)、レッド、ブルーなど色の選択肢も豊富です。
フレーク塗装の手順
ステップ1:ベースカラーの塗装
フレークの下地となるベースカラーを塗装します。フレークの色を引き立てるために、ベースカラーはブラックが最も一般的です。ブラックの上にゴールドフレークを乗せると、フレークの輝きが際立ちます。
ステップ2:フレークを吹き付ける
フレーク粒子をクリア塗料に混合し、スプレーガンで吹き付けます。口径は通常の塗装用(1.3mm)よりも大きい1.5mm~2.0mmが適しています。フレーク粒子がノズルを詰まらせないためです。
圧力は2.0~2.5気圧と、通常の塗装よりも高めに設定します。フレーク粒子を確実に噴射するために高い圧力が必要です。
コンプレッサーは50L以上を推奨します。フレーク塗装は圧力が高く空気消費量が多いため、30Lクラスでは空気が不足します。

フレークの密度は好みに応じて調整します。密に敷き詰めれば全面がギラギラに、まばらにすればベースカラーとフレークのコントラストが楽しめます。
ステップ3:クリアコートを厚めに塗る
フレーク層の上にウレタンクリアを塗りますが、通常の3回ではなく5~6回の重ね塗りが必要です。
フレーク粒子は塗膜表面から突起しているため、薄いクリアではフレークが露出して引っかかりの原因になります。フレークが完全にクリア層の中に埋没するまで厚く塗ります。
ステップ4:研磨と磨き
完全硬化後(72時間以上推奨)、1500番→2000番の水研ぎでクリア表面を平滑にし、コンパウンドで磨き上げます。フレークの凹凸がクリア層の中に完全に封じ込められ、表面はツルツルなのに内部でフレークが輝く、という仕上がりが完成します。

まとめ
フレーク塗装は工程が多く難易度も高いですが、完成した時のインパクトは他のどの塗装方式よりも強烈です。50L以上のコンプレッサーと高めの圧力設定、厚めのクリアコートが成功の鍵です。
↓ エアーコンプレッサー専門店エアセルフ公式サイト https://air-compressor.jp/
