コンプレッサーは適切にメンテナンスすれば10年以上使える機材です。しかし、メンテナンスを怠るとタンク内部の錆、エアフィルターの目詰まり、圧力スイッチの不具合など、様々なトラブルが発生します。
この記事では、コンプレッサーを長持ちさせるために最低限やるべきメンテナンスを解説します。オイルレス式のコンプレッサーを前提としています。
毎回の使用後にやること:タンクの水抜き
コンプレッサーのメンテナンスで最も重要なのが、タンク内の水抜き(ドレン排出)です。
コンプレッサーは空気を圧縮する過程で、空気中の水蒸気が結露して液体の水になります。この水がタンクの底に溜まり、放置するとタンク内部が錆びます。最悪の場合、タンクに穴が開いて使用不能になります。
水抜きの手順は以下のとおりです。
作業が終わったら、コンプレッサーの電源を切ります。タンク内の圧力を少し残した状態(0.2~0.3MPa程度)にしておきます。タンク底面にあるドレンバルブ(小さなコック)を開きます。圧力で水が勢いよく排出されます。水とともに少量の空気が出て、水の排出が止まったらドレンバルブを閉めます。
ドレンバルブの位置はコンプレッサーの機種によって異なりますが、ほとんどの場合タンクの最下部に付いています。

月1回やること:エアフィルターの清掃
コンプレッサーの吸気口にはエアフィルターが付いています。このフィルターが目詰まりすると、吸気効率が落ちてコンプレッサーの充填時間が長くなり、モーターへの負荷も増加します。
月に1回程度、エアフィルターを取り外して圧縮空気で逆方向からブローし、溜まったホコリを除去してください。汚れがひどい場合は水洗いして完全に乾燥させてから戻します。
半年に1回やること:各部の点検
エアホースに亀裂や硬化がないか確認します。劣化したホースはエア漏れの原因になり、最悪の場合ホースが破裂する危険があります。
カプラー(接続部品)の接続部にエア漏れがないか確認します。石けん水を塗布して泡が出れば漏れています。
圧力スイッチが正常に作動しているか確認します。設定圧力でモーターが停止し、圧力が下がると再起動するかどうかをチェックします。
電源コードに損傷がないか確認します。

オイルレス式のメリット
オイルレス式コンプレッサーは、上記のメンテナンスだけで長期間安定して稼働します。オイル式のような定期的なオイル交換やオイル量の確認が不要なため、メンテナンスの手間が大幅に少なくなります。
エアーコンプレッサー専門店エアセルフのコンプレッサーは全モデルがオイルレス仕様です。基本的なメンテナンスは「使用後の水抜き」と「月1回のフィルター清掃」の2つだけです。
まとめ
コンプレッサーのメンテナンスは「毎回の水抜き」と「月1回のフィルター清掃」が基本です。この2つを習慣にするだけで、コンプレッサーの寿命を大幅に延ばすことができます。
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