塗装テクニック

キャンディカラー塗装のやり方|透明感のある美しい仕上がりを実現する手順

📅 2026年4月22日 🔄 2026年5月7日
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キャンディカラーは、通常の塗装では表現できない透明感と深みのある色彩が魅力のカスタムペイント手法です。光の角度によって色の見え方が変化し、まるで宝石のような輝きを持つその仕上がりは、多くのバイクオーナーが憧れるカスタムのひとつです。

ただし、キャンディカラー塗装は通常のソリッドカラー塗装と比べて工程が多く、難易度も高い塗装方式です。特に「色ムラ」が出やすいため、均一に塗布するためのコンプレッサーの安定した圧力供給が不可欠になります。

この記事では、キャンディカラー塗装の仕組みから具体的な手順、失敗を防ぐためのコツまでを詳しく解説します。

キャンディカラーの仕組み

キャンディカラーとは、金属感のあるベースコート(通常はシルバーやゴールドのメタリック)の上に、透明感のあるカラーコート(キャンディ塗料)を重ねることで発色させる塗装方式です。

一般的なソリッドカラーが「色のついた不透明な塗料で覆う」のに対し、キャンディカラーは「下地のメタリック感が透けて見える」ことで独特の奥行きと輝きを生み出します。

塗装の構造は、素地→プラサフ→ベースコート(メタリック)→キャンディコート(透明カラー)→クリアコートの5層構造です。ソリッドカラーよりも層が1つ多く、その分だけ工程と乾燥時間が増えます。

キャンディカラー塗装の手順

手順1:下地処理とプラサフ

通常の塗装と同じ手順で、剥離→サンディング→脱脂→プラサフ塗布を行います。下地処理の詳細はtokyo partsの「バイク塗装の下地処理完全ガイド」を参照してください。

キャンディカラーは下地の状態が仕上がりに直結するため、通常以上に丁寧な下地処理が求められます。プラサフの研磨は1000番→1500番まで段階的に行い、できる限り滑らかな面を作ってください。

手順2:ベースコートの塗布

キャンディカラーの「色の深さ」を決めるのがベースコートです。

キャンディレッドであればシルバーメタリックのベースコートが一般的です。キャンディゴールドであればゴールドメタリック、キャンディブルーであればシルバーまたはブルーメタリックを使用します。

ベースコートは3~4回の重ね塗りで、完全に隠蔽力のある均一な面を作ります。ムラがあると、キャンディコートを重ねた際にベースのムラがそのまま透けて見えてしまいます。

コンプレッサーの圧力は1.5~2.0気圧に設定し、一定速度で横方向に吹き付けます。

手順3:キャンディコートの塗布(最重要工程)

キャンディ塗装の成否を決める最も重要な工程です。

キャンディ塗料は透明な着色塗料のため、塗布量によって色の濃さが変わります。1回の塗布で色を出そうとして厚く塗ると、場所によって塗布量にムラが生じ、色の濃淡として残ります。これがキャンディ塗装最大の敵「色ムラ」です。

色ムラを防ぐためのポイントは3つあります。

1つ目は、1回の塗布を極めて薄くすることです。1回の吹き付けではほとんど色がつかない程度の薄さで塗布し、5~6回の重ね塗りで徐々に色を作り上げます。

2つ目は、毎回同じ速度・同じ距離で吹き付けることです。スプレーガンを動かす速度とパーツからの距離が変わると、塗布量にバラつきが出ます。

3つ目は、コンプレッサーの圧力を安定させることです。キャンディコートは5~6回の重ね塗りが必要なため、その間ずっと安定した圧力を供給し続ける必要があります。圧力が途中で変動すると、各回の塗布量にバラつきが生じ、色ムラの原因になります。

この工程で、コンプレッサーのタンク容量が問われます。30Lクラスでは5~6回の重ね塗りの途中で再起動が入り、圧力が不安定になるリスクがあります。50L以上のタンク容量があれば、キャンディコートの全工程を安定した圧力で完遂できます。

エアーコンプレッサー専門店エアセルフの50Lモデルは、キャンディ塗装のような長時間安定運転が求められる作業に最適です。静音59dBで住宅地でも使用でき、オイルレス仕様のためメンテナンスも容易です。

手順4:クリアコートの塗布

キャンディコートが完全に乾燥したら(最低4時間、理想は一晩)、ウレタンクリアを3回重ね塗りします。

クリアコートはキャンディ層を保護し、深みのある光沢を与える最終工程です。最後の1回は「テロテロ」と呼ばれる、表面がしっとりと濡れたような光沢が出る状態まで吹き込みます。

手順5:磨き仕上げ

クリアコートが完全に硬化した後(最低48時間)、1500番→2000番の耐水ペーパーで水研ぎし、コンパウンドで磨き上げます。

キャンディ塗装でよくある失敗と対策

色ムラ

原因は手順3で述べたとおり、1回の塗布量のバラつきです。対策は「薄く、多回数」の徹底と、コンプレッサーの圧力安定です。

色ムラが発生してしまった場合、軽度であればキャンディコートを1~2回追加で重ねて均一化できることがあります。重度の場合は、ベースコートまで研磨で戻してやり直す必要があります。

ベースコートの透け

キャンディコートの回数が不足していると、ベースのメタリック粒子が強く見えてしまい、色に深みが出ません。目標の色味に達するまで、焦らず重ね塗りを続けてください。

クリアコートの白化(ブラッシング)

高湿度環境で塗装すると、クリアコートが白く濁ることがあります。湿度60%以上の日は塗装を避けてください。

まとめ

キャンディカラー塗装は通常のソリッド塗装よりも工程が多く難易度も高いですが、その仕上がりの美しさは他の塗装方式では得られないものです。

成功のカギは「薄く、多回数」の塗布と、安定した圧力を供給し続けるコンプレッサーです。50L以上のタンク容量を持つコンプレッサーを用意し、焦らず丁寧に工程を進めれば、DIYでもプロに近いキャンディカラーを実現できます。

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